私たちの取組自然循環農業集団
リサイクルシステム

自然循環農業集団
リサイクルシステム

 私達が目指す「自然循環農業」は、「土」「水」「大気」そして「微生物」の間の自然の物質循環を全体的に取り戻そうという考え方です。そのために、私たちは畜産、野菜、果物、農産加工を全て行い、その間を「菌体飼料工場」「堆肥センター」「BMWシステム」などで結びつけています。
 私達はただ単に農薬を使うか使わないかという議論に留まらず、自然循環システム全体の中で有機栽培を位置付けし、皆様に確かな「食」をお届けしています。


堆肥センター

 メンバーが育てた農薬を使用していないお米の籾殻を米沢郷牧場の鶏舎に使用。その後鶏の糞尿が付着した籾殻をセンターへ運びかくはん、4か月かけて堆肥が完成します。
鶏を育てる際にも、抗生物質などの薬を使用せず、餌にはメンバーが育てた飼料米を与えるなどしています。そのためか、堆肥は嫌な臭いがありません。この堆肥は、あかとんぼ会員の畑や田んぼで使用されています。

BMW生物活性水

「BMWシステム」とは、家畜の尿を何槽もの槽を通しながら自然石や腐葉土で処理し、バクテリア(B)とミネラル(M)で活性した水(W)のことを言います。近年世界でも注目される技術となりました。
米沢郷牧場では全ての農場にバイオ槽を設置。バクテリアによって浄化されてできたミネラルを含むBMW生物活性水を鶏の飲水に使用しています。また、飼料・堆肥の発酵に用いられるほか、農薬を減らす技術に置いても効果的で、稲・野菜・果物の栽培にも用いられています。そして「BM菌体」での生ゴミ処理など、米沢郷牧場の物質循環の要として、大きな役割を果たしています。