俵雪

今シーズンの雪は降り始めから積りはじめました。

例年だと降ったり溶けたりを繰り返して段々と積もっていきますが、今年は田んぼが雪で覆われて2カ月が経とうとしております。

「真っ白な銀世界」と言いますが、風景が大きく変わることもなく、外は寒いか、すごく寒いかの日々です。

そんな代り映えのしない冬の景色ですが、冬にしか見られない景色もあります。

 

俵雪(たわらゆき)をご存じでしょうか?

 

 

俵雪とは、雪の小さな塊が、強風によって雪上をころがることにより雪を纏って大きくなった姿が、米俵に似ていることから俵雪と呼ばれています。

強い風だけでなく、雪のまとまりやすい気温と雪の湿り具合が必要です。

 

 

2月に入ると今年の作付け計画が始まります。

農家さんが栽培したい品種と、取引先から(消費者の皆さんから)求められている、品種とのバランスをとったり、種子や肥料など必要資材の注文をまとめていきます。

田んぼは、まだまだ銀世界ですが、おいしい米づくりの準備が始まっています。