播種
水稲播種というのは、お米を作る最初のステップで、稲作の場合は催芽作業で芽出しした種籾(たねもみ)を用意しておいた床土に巻いていく作業のことを言います。
赤とんぼのお米は、有機栽培や特別栽培で作られています。
こうした農法では、化学肥料や農薬を使わずに栽培するため、お米の苗の健康的な成長が特に重要です。このプロセスにおいて、適切な播種量の管理が一つの課題となります。
播種量を多くすると、苗が密集して育ち、結果として弱い苗が生じやすくなります。そこで、赤とんぼでは、播種量を適切に抑えることにより、苗がしっかりと成長するための十分な空間と栄養を確保しています。これは、苗を健康に育てるための重要なステップです。
ただし、播種量を抑えるということは、必然的により多くの苗が必要になるということです。これは、従来の栽培方法に比べて、苗を多く用意するため労力が増えることを意味します。しかし、赤とんぼでは、これを良質なお米を育てるための必要なプロセスと捉えています。
赤とんぼの取り組みは、お米を作る上での工夫と努力の積み重ねです。それにより生み出されるお米は、健康で、かつ環境に優しい製品となります。田んぼと人にやさしいお米作りの姿勢を、赤とんぼのお米を通じて体感していただければ幸いです。