季節の食べ物の話:干し柿
旬の食べ物は体に良いと言われています。
夏野菜は体温を下げてくれて夏バテ予防に良いとされ、秋からは体を温めてくれる野菜が旬を迎えます。
そして赤とんぼの生産地である上山市では秋から冬にかけ干し柿の生産が盛んに行われています。
干し柿は渋柿を干すことにより渋抜きを行いますが、渋味の素となるタンニンと言う物質は最初水溶性で食べた時に唾液に溶け出し渋味を感じますが、渋抜きを行うことでタンニンが不溶性へと変わり渋味を感じなくなります。
実は『渋抜き』と言われていますが、渋味は抜けて無くなるのではなく変化して感じなくなるのです。
そしてこのタンニンと言う物質はインフルエンザをはじめとするウイルスの活動を抑制する効果があり、インフルエンザ予防に効果が期待できます。
「柿が色づくと、医者が青くなる」と言う言葉がありますが、昔から柿が健康に良いことが知られていたのですね。
干し柿は保存の効く食材ですので、皆様も一日一つで美味しく健康管理してみませんか。